西島士湧さん|卒業生インタビュー
◆研究職でもキックボクシングでも、英語ができれば海外で活躍できる
【プロフィール】
京都大学工学部工業化学科3回生
西島士湧
勉強熱心な母に背中を押されて、elifetの門を叩いた。レッスンでは、ネイティブの先生と共通の趣味であるゲームの話をしたり、音楽について語ったり。興味のある内容をとことん追求できたからこそ、「楽しみながら英語を自分のものにできた」という。elifetでの学び、そして英語と共に歩む未来について語ってくれた。
語学は音から学ぶのが良い
― elifetで英語を学んだきっかけを教えてもらえますか。
中学1年の頃、鉄緑会という塾に通っていたのですが、ガリガリと勉強するのが性格的に合っていなかったので退会して。「じゃあ次に何を学ぼう?」と考えていたら、「今の時代、英会話は必要だから」と母に勧められて英会話教室に通うことにしました。
いくつかの英会話教室に見学に行って、直感的に「elifetがいいな」と。中学1年の秋から週2回のペースで通い始めて、高校までの5年間通いました。
― お母さまの勧めだったのですね。
母は、将来英語が必ず必要になるからと、僕が小さい頃から家族旅行でアメリカ、バリ、ドバイなどに連れて行ってくれました。
― どの国が印象に残っていますか?
ドバイは、とにかく世界一を目指している国で熱いものを感じましたし、高校2年の時に短期留学したカナダでは、友達と寮を抜け出してこっそり夜の海を探検に行ったんですけど、居たのはホームレスばかりで(笑)。結局、ホームレスの人たちとお互いの国の政治の話を交わして、帰ってきました。
― 英語で会話をしたのですか?
はい。高校の時には英語が理解できるようになっていたので、友達に通訳をしながら僕が英語でやりとりをしました。
― 中学1年から通い始めて高校で英語が話せるようになっていたとは、すごいですね。
高校の学園祭ではバンドのボーカルを担当して英語の歌を歌ったり、お客さんを英語であおったり。勉強以外でも英語を活用していましたね。
elifetのレッスンはとてもフレキシブルなので、学園祭前のレッスンでは先生に英語のあおり文句を色々教えてもらった思い出があります。
― 生徒さんの興味があることにフォーカスしたレッスン内容なのですね。
はい。楽しみながらレッスンをしたから英語力が伸びたのだと思いますし、なによりも、elifetが力を入れている言語学と脳科学に基づいた勉強法が僕に合っていたのだと思います。
― どんな勉強法ですか?
例えば、単語を覚える時には、写真とそこに書かれている日本語を確認し、それから英語を覚えることで、自然と日本語を介さなくても英語からイメージが湧くようになりました。 また、単語を覚えるにしろ、文章読解にしろ、音から入っていく勉強法でした。
― それこそがelifet流。
必ずその方法で学ばなければいけないわけではなく、elifetは時と場合、人によって最適な方法を実践してくれます一度、先生に「そろそろ、写真なしで、音と文字だけで暗記していかないか」と提案されたことがあるんですよ。
性格的に次々と文字から暗記することが合っている人もいるでしょうし、僕の場合は視覚から覚えるほうが合っていたので、「このままでお願いします」と話しました。
― いづれにせよ、音による学習に力を入れているようですね。
そうですね。先生方もよくおっしゃっていましたが、音から学習すると記憶力が増すだけでなく、リスニングやスピーキングにもつながります。単語も音と文脈からだと、すごく速く覚えられ、しかも記憶に深く残るようになるので、やっていて楽しかったです。
― なるほど。その勉強法で学校の成績も上がったのでしょうか?
elifetは、文法を重点的に教える学校の英語教育とは違うので、通い始めてすぐには成績には結びつかず父親が心配していた時期もありましたが、通い始めて1年が経った頃中学2年生の終わりから英語の成績が上がり始めたんです。中学3年生で、英検2級もとりました。
なぜだろうと考えてみると、音が分かって、発音もできる単語が増えてネイティブの先生との会話がスムーズにできるようになると、英語に対する苦手意識がなくなっていくんですね。むしろ、どんどん自信がついて学校の勉強にも反映される。
高校では準1級を取得し、高校の実力テストでも常に良い成績を収めることができました。
楽しみながら学ぶことが大切
― elifetの先生に関してはいかがでしたか。
3年間、同じ先生に学んでいたのですが、先生との相性が良/かったことも英語力アップにつながったと思います。
先ほどお話した学園祭での英語のあおりもそうですし、先生とゲームの話で盛り上がったり。興味のあるトピックをレッスンに取り入れることができるので、新しい単語を覚えるのが楽しくてしょうがなかったです。楽しみながら学ぶ、それが一番大切だと思います。
― レッスンは英語オンリーなのですか?
いえ、先生たちのほとんどがバイリンガルで、もちろん英語はネイティブですけど日本語も喋れる人ばかりなので、分からないことは日本語で聞いたりしましたよ。
先生自身が日本語を学んだ経験があれば、日本語の微妙なニュアンスをきちんと理解した上で、英語を教えてくれます。英語で分からないことを英語で説明されても理解できないので、日本語や日本の文化を理解している先生に学べてよかったと思います。
― 例えば、どんなことを学びましたか?
ThisとThatについて、先生とたくさん話し合ったことを覚えています。
単純に“これ”と“あれ”といった具合に距離感によって使い分けるだけではなく、日本語にはないニュアンスのThatがあって、“あれ”とは訳さないでいいと言われても、なかなか頭では理解できなくて…。僕が納得できるまで、じっくり先生が説明して下さいました。
そういったニュアンス的なことは日本語で説明を受けたほうが、理解しやすかったです。
― 高校卒業と同時にelifetを退会され、京都大学に入学。
京大は研究の機関が充実していますから、研究をやるんだったら京大がいいかなと思いました。
― 大学では化学を専攻されています。
もともと物理工系を志望していたのですが、成績がついてこなくて二次志望で化学のほうに進みました。実際に学んでみると、想像していたよりも興味が持てる分野だったので毎日が充実していますし、もっと知識を深めるために大学院にいくことを考えています。
― 将来についてどう考えていますか?
この先どうするかは悩むところですが、海外の大学に進んだり、研究職やインターンとして海外に行く先輩たちもいるので、そちらのほうも視野に入れています。
― ちなみに勉強以外で何か夢中になっていることはありますか。
大学に入って少林寺拳法部に 入ったことがきっかけで、今はキックボクシングのジムに通っています。プロ試験に合格したので大会に出ることもできるんですよ。
マイナースポーツなので、これで食べていくのは難しいでしょうが、「いつか世界的に有名なキックボクサーになってやるぞ!」とイメージトレーニングしながら日々練習に励んでいます。
― 研究にせよキックボクシングにせよ、いづれ海外に…と思いを抱くのは英語を習得しているからでしょうね。今後、どのように英語を活用していきたいですか?
研究職に進めば、英語で書かれた論文に触れることも多くなると思うので、日本語に訳された内容物ではなく、英語の文献がそのまま読めるように鍛えていきたいです。
― 最後に、これからelifetで学ぶ生徒さんにメッセージをお願いします!
まずは単語を覚えること。それさえクリアしたら、あとは先生と楽しく会話をして欲しいですね。自分の興味があることをたくさん話して、とにかく楽しみながら学んでいくことが英語を上達させる秘訣だと思います。