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「はじめの一歩」は自分の足で踏み出さないと始まりません



袖山陽子(Yoko Sodeyama) さん (保育士)
東洋英和女学院短期大学 保育科卒業。 その後、幼稚園教諭として9年間子供たちとふれあい、
ニュージーランドへ渡航。 約2年間、現地で幼稚園等のボランティアスタッフとして活動。
現地の学校にてTESOL Certificate(児童英語教師)を取得。 
その後、日本に帰国し、横浜の保育園にて保育士として活躍中。 現在、4年目に突入。

~『生きた英語』との出会い~

私が始めて英語に出会ったのは、中学生の時です。 その時は、他の科目と同じように、与えられたものを受動するといった、単なる知識の詰め込み作業のようでした。 
その後も、アルバイトで塾講師、家庭教師などを経験し、教える側に立つこともありましたが、『このフレーズを暗記すれば間違いなし』といった、テストの成績を上げることが第一目標の教え方をしていました。

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そんな私の英語への関心が一変したのは、海外へ飛び出してからです。 旅行で海外に行く機会ができたことで、誰もが帰りの空港で思う、『よしっ、英語を習おう』と、自ら学びたいと湧き出る気持ちから始まり、ついにはニュージーランドで約2年にわたる海外生活にまで発展するほど、私の中での英語熱が高まりました。

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「英語」は、単なる学業向上のものではなく、生きていく上でのコミュニケーションツールです。 そんな当たり前のことが、大人になってようやく分かりました。 人間、必死になればジェスチャーや目力などで言いたいことも何かしら伝わると思います。 ただ、英語が使えるようになると、さらに踏み込んだ世界が広がるのです。

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ニュージーランド滞在中、バスの中で、思い出深い体験がありました。 日本人の私を見るなり、「元気レすかレ~」と声をかけてきた運転手さんがいました。 心の中で、『インド人だからって、カレーに引っ掛けてくるなんて・・・(笑)』なんて思っていたのですが、そんな陽気な彼と、いつも同じ時間のバスに乗っていたことで親しくなり、英語を介してコミュニケーションを持つことができたのです。

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お互いの母国語を教え合うという交流が、私が下車するまでの約1時間ほど、バスの中で日々繰り広げられました。 簡単な挨拶程度の言葉の交換でしたが、彼は、私が教わったばかりのヒンズー語で『こんにちは、ごきげんいかが?』と言うのを聞いて大喜び! 乗車するインド人をつかまえては「ヨウコ、試してごらん!」と、かなり強引ながらに会話の練習をさせられたものです。 ちなみに、彼の日本語の挨拶は「元気ですか?」になってしまい、私としては、お茶目なところだけは残しておけばよかったかな?、なんてちょっぴり後悔もしています。

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こうしてインド人と予想外の場所で交流が生まれたことで、私の中の世界はぐんと広がったような気がします。 異国の地で、体ごとぶつかっていったことで、何かに当たり、多くの知識や経験を得られたのです。 新しい世界を知る喜び、異国の人とのコミュニケーションを通じて育まれる異文化とのつながり、そんないろいろな刺激が、新たな私を作り上げてくれるような気がして、とても嬉しい体験でした。

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私は現在、日本で保育園の先生をしています。 
子どもたちとの生活の中で気づいたことは・・・
「大人が夢中になれること」=(イコール)「子どもも夢中になってしまう!」
誰かが夢中になっていることへの興味から生まれる、つまり、「『知りたい』から始まる『学びたい』気持ち」は持続性も強く、そして年齢など関係なくいつからでも始められるということ。

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帰国後、英語環境からすっかり離れてしまい、私の中の英語はどんどん記憶の彼方へと追いやられてしまっています。 意識して自分で環境を作っていくこと、地道な努力をしていきたい、と思う今日この頃ですが、日々の忙しさに埋没しているのが現状です。
そんな中、気になる学校があります。elifet International Academy
「はじめの一歩」は自分の足で踏み出さないと始まりません。 「忙しい」を理由にしないで自分なりのペースで、再びその一歩を踏み出していきたいと思っています。

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