だって人生を素敵にするための趣味だから

河合 省兵 (Shohei Kawai) さん (クリエイティブの企画・プロデュース)

生年月日:1975年10月14日  出身地 :東京  血液型 :AB型

住んだ街:京都(小学校)、木更津(中・高校)、オーストラリア(英語学校)、アメリカ(短大・大学)

経歴
東北新社:CM制作 プロダクションマネージャー
デザイン会社:パッケージ、SPデザイン制作 アカウントエグゼクティブ
リヴァーライズ:クリエイティブ企画・プロデュース 代表取締役

お仕事:クリエイティブの企画・プロデュース、人を繋ぐこと

好きな言葉:経年優化(時が経つにつれて良くなるモノゴト)

今よりもほんのちょっと人生を素敵にするために


僕は英語が少し出来る。
少しって、どれくらいか。
海外旅行に行っても困らない、
海外生活もほぼ困らない、
街で道を聞かれても答えられる。
映画も恋愛ものならそこそこ分かる。
それぐらい。

そんな僕が英語と出会ったのは中学校の英語の授業だったと思う。
「Hi! How are you?」で始まる英語の教科書。
苦手だった。

僕が通っていた中学校は、帰国子女を積極的に受け入れ英語教育にも力を入れる学校だったが、
元々勉強嫌いの僕は英語が苦手どころか将来的な英語の必要性さえ感じていなかった。
もちろん勉強にも身が入らない。
テストはいつも赤点、40点以下だった。
英語の教科書で覚えているのは、「Jumbo」「Hbari」というスワヒリ語くらい。
それほど英語に対して無関心だった。

そんな僕が33歳の今、英語が少し出来るのは何故か。
それは多分アメリカに留学したからだと思う。

・・・・・

英語が出来た方が就職で優位だとか、
外人とコミュニケーションをとりたいとか、
そんなことを思っていたわけではない。
単にアメリカ映画が好きで、映画を作りたいと思い、留学した。
それだけだ。
英語に対するカッコイイ志なんて何も無かった。

オーストラリアやアメリカで通った学校の授業はもちろん英語。
当たり前だが、日常で必要とされるコミュニケーションも殆ど英語だ。
「結局留学しないと英語なんて出来るようにならないじゃないか」
そう思う方もいるかもしれないが、それは全くの間違いだと思う。
僕の住んでいたアメリカのロスアンゼルスという街には日本人が2万人もいた。
アメリカにいながら日本語だけで生活することが容易な街だった。
結局のところ自分の意識次第。
どこで学ぶかなんて関係ないように思う。
要は日本でもアメリカでも、いかに英語に触れる機会や環境を意識的に作るかだと思う。

・・・・・

ところで、英語を身につけることって本当に役にたつのだろうか?
大人になって社会に出て、働いたり、デートしたり、食事したり、買い物したり・・・
海外旅行に行くと「あぁ、英語がもっと出来たらなぁ」なんて思ったりもするのだろうけど、
長い人生の中で英語を必要とされる時間なんてごく僅かでしかない。
だったらどうして英語を学ぶのか。

そもそも何かに役立てるために英語を身につけるという発想が違うような気がする。
英語というのは趣味みたいなものだと思う。
スポーツしたり、映画観たり、読書したり、お酒飲んだり。
要は人生を今よりもほんの少し楽しいものにする。
そのためのものだ。

スポーツだって、映画だって、読書だって、
全ては誰かと出会うことで何かを学んだり、何かを感じたり、新たな情報を得たりする。
それが人生をちょっと素敵にする。
英語も同じ。

身につける過程でも、見につけてからでも、必ず人生を少し素敵にしてくれる。
もし少しでも素敵な人生を望むなら、英語を始めてみるのは良いかもしれない。
すぐに習得は出来ないだろうけど、それが楽しい。
追いかけることの楽しさや、
手に入りそうにないものを手に入れる喜びは皆知っているはず。
大変な自分とか頑張っている自分が好きなんて気持ち誰にでもあるんじゃないかな。
英語を身につける過程で得たものや、身につけてから得たもの。
参考までに僕の話をしてみよう。

・・・・・

アメリカの大学に入り、日々英語というハンディを背負いながら格闘した多くの授業。
そこで得たものは、共に悪戦苦闘した友達との出会いや絆。
そして英語の出来ない僕を助けてくれた皆の優しい気持ち。
「あぁ、色んな人に支えられて生きているな」とか
「努力してるといいことあるなぁ」とか感じたものだ。
そんな経験は、以前よりもほんの少し僕を優しくさせたと思う。

英語を身につけてから得たもの。
それは「機会」や「選択肢」だ。
例えば、英語が出来るというだけでアプローチ出来る人や会社が増える。
英語が出来ない人にはこない仕事や人に出会える可能性がある。
そういうことだと思う。
必ずしもそれを受け入れる必要はないが、
選べるということは贅沢なこと。
それってちょっと素敵でしょ?

さて、映画が好きでアメリカに留学した僕は今何をしているか。
日本で広告関係の仕事をしている。
そう。
アメリカでもなければ、映画でもない。

じゃあ、アメリカ留学や英語を身につけたことはムダだったか。
答えは「NO」だ。
先にも述べたように、英語は僕の人生を少し素敵なものにしてくれた。
自分の人生が素敵かどうかは、
「どこに住むか」とか「どんな仕事をしているか」ということだけではない。
「どれだけ素敵な経験を沢山したか」とか「どれだけ沢山の思い出を作れたか」だと思う。

そういう意味で、アメリカ留学や英語との出会いは、
僕にとって素晴らしいものだと言える。

もし英語を学ぼうかどうか迷っている人がいたら、是非一歩踏み出してみて欲しい。
途中でやめたって、全然上手くならなくたって、きっと何か人生を素敵にしてくれる何かになるはずだから。

頑張らないで楽しんでほしい。

だって人生を素敵にするための趣味だから。

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